三月二十一
京都
花びら落ちる時間で、山の向こうに霧が起こっている。
「ねぇ、ロンドンと似ているじゃないか?」
しかし、ロンドンの霧がもう消えた。
そして私たち、窓よりあの街を眺めている。
伝説では、夏の丘で火を起こすなら、亡霊を蹴散らすことができる。しかし、亡霊が季節を感じない、冬の亡霊、春の亡霊、秋の亡霊―目の前に亡霊がある、彼がまた死んていないから、過ぎ行くことを希望する。そして俺が思い出した、去年ここに来たとき、こんなに眺めていることもおる。俺はもっと遠いな道、小道、田舎とホームのレールを見渡す。昔、俺は町と離れる場所で大きな火事の跡を見ていた、あの時の消防士が亡霊を探している目と窓外を眺める俺がとても似ている。あの時の俺が死んでいない、今も生きているものの、誰もいない街に、俺はとのように空を仰ぐか。そう思った時、俺がただ笑ってほしい。
雪降る最初の時間で、すぐに息を吐き出すキミを見抜く、「おなたはここにいる」と俺に言う。
© 2019 Nero Huang